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札幌のモエレ沼公園。

僕以外は、分刻みで仕事をしている超多忙な和空のメンバーが集合しました。
奇跡的なスケジュール。

本来の目的は、旭川にある旧邸の視察だったんですが、
時間のない中、他にどこに行こうか...。という流れで、札幌のモエレ沼公園に決定。
千歳〜旭川〜札幌と、半端じゃない距離を移動しました。

ここは、「基本設計:イサム・ノグチ」とパンフレットにもあるように、
流石に北海道というスケールの大きな公園です。

まったく知らなかった。

園内には巨大なオブジェや競技場、ステージ、遊具など、まさにイサム・ノグチ公園。
ガラスのピラミッド内のイサム・ノグチギャラリーをサクッと見渡し、
レンタル自転車で公園内を爆走してきました。

メンバーの自転車に乗る姿がとても新鮮で、
修学旅行的なノリが楽しいツアーでした。


写真は、公園内の「テトラマウンド」。
直径2メートルのステンレス柱を組み合わせて作られています。高さ13メートル。
半球の芝の上に、誰ともなくダッシュ。
せっかくなので、撮影して見たものです。

構図やポーズを誰も指示していないのに、このバランス。
世界で活躍するデザイナーや建築家ばかりなので、
普段から写真を撮られ慣れているのですね。


左から、杉木源三氏、西村清一氏、山下順三氏、中塚重樹氏、堀木エリ子氏、
右端が、角直弘氏。

キャップを被っているのが僕です。






pola.jpgデジタルカメラが進化して、一般もプロもほとんどが「デジカメ」になってしまった。
その昔、アルバイトで「紙焼き」と言うのをやったことがありますが、
フィルムを現像して引き延ばし機で拡大、印画紙に焼き付けた後、醋酸に浸けて水で洗うという工程だったと思う。たぶん。
モノクロームの写真しかできなかったけれど、印画紙に焼き付ける時の時間(露出?)でかなり仕上がりの感じが違ったと思う。
いろんな「モード設定」が用意された最近の「優れたデジカメ」は、すごく便利で頼りになる存在です。

レンタルポジでもいまや「ポジ」を用意しているところがなくなり、
すべてネット上からダウンロードできる「データ」となってしまった。。。
ストロボ撮影が多くなり、商品1カットに時間を掛けまくったり、
ポラを何枚も撮るなんてことがなくなりました。経費云々の面では効率的ではあるけれど。

ひとつの商品にハイライトやバックのボケ具合、色味や質感など、
それこそプロの経験と勘を頼りに、
「良い写真」を撮るためにカメラマンとデザイナーが喧々囂々やり合うことも少なくなりました。

ふと「制作者」や「もの作り」という言葉が浮かんで。。。


相変わらずここ一番の時は、やっぱり「ポジ」で撮りたくなる(カメラマンに依頼したくなる)というのは変わりませんね。
撮影している間の空気感が違うような気がします。
古いのかな?


と言うことで、ちょっと前に撮影した家具のポラです。








L1000567_日記.jpg 紫に焼ける朝の町並み。
紫色から徐々に青に変わっていく、空と空気。

色が変わる毎に静かな風景が、慌ただしい町並みや人々の住む雑踏へと変化していく。

いつしか、いつも見慣れた街へと変化していく。

この移ろいの時が好きです。
一番、静かで気持ちのいい瞬間です。
早朝にジョギングや散歩はしたことがないけど、
久しぶりの徹夜明けで外の景色を見たとき、この紫の街を見ました。

いつも見慣れた風景が
なにかを語るような、シンとしたきれいな音のない空間を見せてくれます。

その昔は、こんなきれいな街を自転車で爆走したものです。


そうそう、カラスです。
ゴミ収集日にたかっているカラスを見ると、追い払ってしまいますが
このカラスたちは、なんか寂しそうです。

それでいて、カラスは頭が良さそうです。
なにかを考えていそうです。

黒い姿態と旺盛な好奇心。
不吉な予感。

その存在だけで、なにかのインパクトを与えます。

嫌悪感も含めて。



空を見上げて見たカラスの群れは、なんとなくカッコいいと思いました。
どことなく寂しげな雰囲気と
そんなことは関係ないと言わんばかりの逞しさ。


今日だけは、カラスになっても良いかなと思いました。









グラフィックデザインという世界に入って、早くも20年になります。
色んなクライアントや様々なトラブル、アクシデントに見舞われながら、
なんとか無事にデザイナーを続けてこられたものです。

よく言われることですが、
「このデザインで弊社は良くなりますか?」
「このデザインで、弊社の売上は伸びますか?」

...。

どうでしょう。。。

そのようなクライアントは、申し訳ないのですがお断りします。

実際に飲食関連のショップを店ごとデザインすることがあります。
製造業の会社やメーカーのロゴや DM、パンフレットをさせていただくことも多くあります。
繊細なデザインが要求されることも、多くあります。


こんな事を言い訳にはできませんが、
そのクライアント(企業)が考え、実践している以上のことは
いくら魔法のようなテクニックと経験を持っていたとしても、無理なのです。
デザインは、「そのクラインとの考え」以上の結果をもたらすことも可能ですが、
(プロなので当然ですが)
社会的、道義的な範疇を超えることは不可能なのです。


船場吉兆ではありませんが、嘘をつくような、
制作者に嘘の情報を流すような企業には、明日は無いような気がします。
デザインや広告で消費者を騙そうなどと考え、それに乗っかるデザイン事務所も
なにをか況やです。

デザイナーは、クライアントと自分だけの関係ではなく、
常に社会とクライアントの距離感を計れるような、
謂わば、ジャッジメントを下すような仕事ではないかと思います。

例えば、シーソーの支点となり、気持ちはクライアント寄りですが
すべてにおいて絶妙なバランス感覚を持たなくてはいけないように思います。


またもや、訳のわからない話しとなってしまいましたが、
このまま続きそうです。



次回からは、少し趣を変えて
私の好きな、美味しいと思えるお店の紹介でもして行こうと思います。





僕は仕事のための仕事が大嫌いです。
物事の本質や結果、目的を忘れて、その仕事を成立させるためだけに動く事がとても嫌で嫌いです。
そういう依頼がある度に、やるせない気分に陥ります。
そういう類の仕事は断ることにしています。
誰にも、どのような場でも、決して良い結果を生むことがないと思うから。。

「僕は、デザインの力を信じています。」

とは、辻村久信氏の言葉です。

僕は、辻村さんほどデザインに対して、そして社会に対して、
強い意志を持ってはいないような気がします。
しかし、辻村氏が言われるように、信じる事のできる「デザインの力」が無いのは、
まったく持って僕の力不足だと思いますが、
確実に「この世にデザインされていないものはない。」とは思います。

例えば、形に残らなくとも人生設計のような一生の計画も正に「ライフデザイン」と言えるし、
1週間単位の予定を立てることもデザインと言えるかも知れません。


日本語で言うところの、「計画」「設計」がデザインとするならば、
あらゆる意味、シーンで「企む」ことができ、「実行」する力が必要なのだと思います。



結局、何が言いたいのか本人にも分かりません。


こんな感じで、このブログは進んでいきます。





また、気が向いたら更新しているかも知れません。











gridblogでは書けない、デザイナーの本音や日々の徒然をこれから書こうと思います。
デザインというジャンルに囚われない、自由で無意味なブログになりそうです。
主に酔った状態が多いかと...。
よろしくお付き合いください。




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